なぜ取り組むのか
私たちは50年間、確かな工事の品質にこだわり続けた結果、顧客からの信頼が厚く、継続的に大手企業からの受注を獲得しています。
そんなある日、取引先である企業より「水管橋修正」の打診をいただきました。
その企業は岐阜で製品を作り、設置のために富士市まで運送しているのですが、製品に修正の必要が生じた際には、富士市に修正できる工場がないため、岐阜まで持ち帰って修正する必要があるため、コストが嵩んでいる状況でした。
これは当企業に限った話ではなく、これまでに取引を継続している他の企業からも同様の話を耳にするため、富士市という地域が抱える課題と言えるのです。
そこで、かねてより関係を続けている企業に技術指導を受ける形で、富士市が抱える地域課題の解消に挑戦することとなりました。
これまで培った信頼と経験を活かし、企業と地域に価値提供してまいります。
特殊工法と溶接技術の取得による管製造への挑戦
具体的には以下の業務実行を予定しております。
- 大手企業の水道橋部品の修正
- 地域大規模工場のプラント配管
- 都心部で行われる特殊工法水道管（PN工法での施工）
PN工法とは
既存あるいは新設のさや菅の一部に、発信立坑と到達立坑を設け、発信立坑内で新管を接合しながら、さや管内に順次新管を挿入施工する押込工法と、さや管内に新管を持ち込んでから接合する持込工法があります。なお「さや管」とはPN工法の外管のことで、「新管」とはPN工法で挿入する管のことをいいます。
どんな取り組みをするのか
地域特性を活かした取り組み
富士市は工業地帯であり、多くの工場が集積しています。工場にはプラント配管や工業用排水菅の設置が必要になり、老朽化すればメンテナンス交換しなければなりません。これらのサービスを富士市内にある当社が請負うことで、運送費が削減でき、発注先企業のコスト削減にもつながります。
地域経済への波及・貢献及び牽引する取り組み
本事業の取り組みにより、一部上場企業などを含めた受注増加が期待できます。さらに大手企業からの受注を得ることで、材料仕入れ先や外注先企業にも発注することが可能になります。本事業により、当社が富士市の水道工事の中核を担うことで地域経済全体への波及・貢献及び牽引していくことが可能となります。
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